京都大學人文科學研究所編
『中國宗教文獻研究』 

2007年2月 臨川書店 487頁 
ISBN 978-4-653-03933-4 ¥11.000

前言  高田時雄

第一部 佛教文獻

 漢文大藏經の定義、時期區分およびその特徴  
方 廣錩
 『佛典漢語詞典』の構想
辛嶋靜志
 日本の古寫經と中國佛教文獻
   ──天野山金剛寺藏平安後期寫「録外-5」の成立と流傳を巡って
斎藤成也
 洛州無影
   ──『南海寄歸内法傳』中の一文に關する新考察  
王邦維
 經典の僞作と編輯
   ──『遺教三昧經』と『舍利弗問經』  
船山徹
 地婆訶羅にかんする漢語史料  
アントニーノ・フォルテ
 『禪苑清規』にみる茶禮と湯禮
劉淑芬
 唐代石刻に見える僧侶と經典
   ──特に大藏經を中心として
シルヴィオ・ヴィータ
 『法華經』における竺法護の翻譯の方法
   ──第三章「譬喩品」を中心として── 
ジャン=ノエル・ロベール

第二部 道教文獻

 淨明道の祖師許遜にまつわる物語の再檢討  
ジュディス・マギー・ボルツ
 儀禮のあかり
   ──陸修靜の齋における影響  
フランシスクス・ヴェレレン
 清代における金蓋山龍門派の設立と『金華宗旨』   
モニカ・エスポジト
 天空の文字
   ──道教の符圖文獻とその分析  
李遠國
 靈寶「天文」信仰と古靈寶經教義の展開
   ──敦煌本『太上洞玄靈寶眞文度人本行妙經』を中心に  
王承文
 道教類書と教理體系  
麥谷邦夫
 中國近世における目連傳承の展開  
小南一郎


第三部 景教・マニ教・イスラム教文獻

 漢文マニ教經典と漢文景教經典の巨視的比較  
林悟殊
 瓦礫の山から神を掘る──景教文獻と研究のイデオロギー  
マックス・デーク
 唐代の佛・道二教から見た外道──景教徒  
榮新江
 『歸眞總義』──中央アジアにおけるその源流  
濱田正美


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