Samba でファイルを共有する ---VMware PlayerのホストOS とゲストOS間で--- 2006.3.20 M. Fujii ホストOS: Windows XP ゲストOS: Plamo Linux 4.02 <Windows から Plamo の特定のディレクトリにアクセスできるようにする> [1] Samba を Plamo Linux にインストールする。 1. Plamo用 Samba のダウンロード Plamo の Web ブラウザ (Mozilla) を使って、 Plamo Linux のホームページ (http://www.linet.gr.jp/~kojima/Plamo/) から Samba をダウンロードする。 Indexの「ダウンロード」 -> 「バイナリツリー -- ftp サイト以下の、Plamo-4.0/ --」 -> 「Plamo-4.0」 -> 「contrib」 -> 「Network」 (ftp://ftp.linet.gr.jp/pub/Plamo/Plamo-4.0/contrib/Netscape/) と だどって、samba-2.2.11-ja-1.0-i386-P1.tgz をクリックして、Plamo の 適当なところ(例えば ~/set/)に保存する。 2. Samba のインストール samba-2.2.11-ja-1.0-i386-P1.tgz を保存したディレクトリに移り、 root になって以下のようにインストールする。 # installpkg samba-2.2.11-ja-1.0-i386-P1.tgz [2] Samba 設定ツール SWAT を使って、Samba の設定と起動を行なう。 1. /etc/inetd.conf に次の行が書き加えられていることを確認する: swat stream tcp nowait.400 root /usr/sbin/swat swat 2. Plamo に共有ディレクトリ (/home/fujii/common)を作る。 3. Mozilla などで、http://localhost:901 を指定して SWAT の画面をあける。 ユーザ名とパスワードを聞いてくるので、ユーザ名には「root」、パスワード には root のパスワードをあたえる。 a) SWAT 画面の「全体設定」を選び、「詳細表示」をクリックして、以下のように 設定する ( <-- が書き加え/変更の項目): coding system EUC <-- client code page 932 <-- workgroup WORKGROUP netbios name Plamo-01 <-- server string Samba 2.2.11-ja-1.0 encrypt passwords Yes 「設定変更」をクリックして設定を確定する。 b) 次に「共有設定」を選び、「新規共有作成」に「common」と書き込み、「新 規共有作成」を押すと設定画面があらわれる。そこに以下のように設定する: comment common dir <-- path /home/fujii/common <-- writeable Yes <-- 「設定変更」をクリックして設定を確定する。 c) 「設定表示」を選んで、現在の設定を確認する。 d) 「パスワード」を選び、新規にユーザを登録する: ローカル マシンのパスワード管理 ユーザ名 fujii 新パスワード ******** 入力したあと「新規ユーダ追加」と「使用可能にする」を押す。 e) 「動作状況」を選び、「smbd 起動」と「nmbd 起動」を押して、Samba を起 動する。 4. Windows から 「スタート」->「マイネットワーク」->「ワークグループのコンピュー タを表示する」で、Plamo コンピュータ (Plamo-01) が表示され、共有ディレ クトリにアクセスできるようになる。 Plamo コンピュータ (Plamo-01) が表示されないときは、「検索」をクリックし て、「Plamo-01」と入力して検索する。 <Plamo から Windows の特定のフォルダにアクセスできるようにする> [1] Windows の特定のフォルダ (例:c:\epw-dic) を共有できるようにする。 Windows XP ではじめて共有を行なうときは、 「ネットワークセットアップウィザード」を実行し、 コンピュータ名などを設定する必要がある。 設定例 コンピュータの説明 藤井研究室 VAIO PCG-GR7F コンピュータ名 VAIO-GR-WIN ワークグループ WORKGROUP コンピュータの説明 藤井研究室 Let's note CF-W2 コンピュータ名 LETS2-WIN (前のコンピュータ名 FUJII-18BB27676) ワークグループ WORKGROUP 「マイコンピュータ」で当該フォルダを選び、右クリックをして「プロパティ」 をあけ、「共有」ページで「ネットワーク上でこのフォルダを共有する」を選択 する。ほかのコンピュータからは参照だけにする場合は、「ネットワークユーザ によるファイルの変更を許可する」を空欄にする。 [2] Plamo を Sambaクライアントにして Windows の共有フォルダにアクセスする。 1. Plamo で smbfs が有効になっているかを確認する。 # modprobe smbfs <-- smbfs を手動でロードする # cat /proc/filesystems | grep smbfs nodev smbfs <-- smbfs が表示される 2. Windows の共有フォルダを /mnt/win/epw-dic にマウントする。 # mkdir /mnt/win/ # mkdir /mnt/win/epw-dic/ # smbmount //vaio-gr-win/epw-dic /mnt/win/epw-dic -o username=fujii アンマウントするには # smbumount /mnt/win/epw-dic または /etc/fstab に以下の行を書き加える: //vaio-gr-win/epw-dic /mnt/win/epw-dic smbfs username=fujii,password=******,noauto 0 0 password=****** には、任意のパスワードをいれる(login のときのものでな くてもよい)。 これで # mount /mnt/win/epw-dic でマウント、# umount /mnt/win/epw-dic で アンマウントできるようになる。