個人研究
南アジアの宗教と社会
本研究は大きく二つに分かれる。ひとつは1982年以来調査を行っているスリラン カのタミル人社会の村落次元での宗教(村祭り,人生儀礼など)と社会(婚姻規則 ,エスニシティ,漁業経済など)の分析である。もうひとつは1987年以来調査を行 っている南インドのチダンバラムにあるナタラージャ寺院の調査で,寺院組織,年 中行事,訴訟記録からみた寺院の歴史,またより一般的な問題としてのインドにおける今日の宗教と政治の問題などである。
近代における暴力、セクシュアリティ、宗教
現代社会の主要問題群である暴力、セクシュアリティ、宗教は理性の時代である 近代の理念に真っ向から対立するテーマである。近代アジアならびに西欧社会でこのようなテーマがどのように扱われてきたのか、またどういう形で変貌し、新たな意味づけをもつに至ったかを、歴史的社会的文脈に照らして考察する。
著書・訳書・論文
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