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人文科学研究所の文化研究創成部門は、文字資料の解読を中心にすえつつ、人文科学の諸領域の枠にとどまらないフロンティア分野の開拓に取り組むことを目指して設置されました。すなわち、この部門は知の領域を文献のみならず、芸術活動や職人芸に認められる身体知や口承知をも含めて、それぞれの知のありよう、とくにその発生や習得の実態を明らかにし、文献に基づく知識との差異に注目します。そして、その蓄積のうえにたって、詩的言語と科学的言語、また人文科学と自然科学を横断しうる新たな言語やパラダイムの確立をめざします。 このような課題はすでに、これまで共同研究班や国際シンポジウムで議論を重ねてきました。しかし、上記の目的に照らせば、研究班という従来の体制に加えて、部門全体で基礎的なところから長期的に取り組むべきであると判断し、また研究成果の社会的還元という大学に課せられた責務をわかりやすい形で遂行するためにも、あらたな研究体制が必要であるという結論に達しました。 こうした認識に基づいてここに文化研究創成フォーラムを発足させます。 このフォーラムは、文化研究創成部門の中期計画における中核的活動として位置づけられます。部門のメンバーが参加している複数の研究班を有機的に結びつけ、相互の関係を強化するとともに、部門としての研究成果を研究所の内外へ発信する公開の場ともなります。二年単位で共通テーマを設定し、そのテーマにそって隔月に内外の研究者に最新の研究成果を報告していただくことになります。そして各年度末には公開シンポジウムを行います。 今年度と来年度は「科学のことばと宗教のことば」をテーマに10月からフォーラムを開催します。 |
第1回 案内 プログラム
第2回 案内 プログラム
第3回 案内 プログラム
Member: 小牧幸代 小林博行 田中祐理子